いろどり。

毎日にちょっとした彩りと刺激を。メーカー人事職として働く20代後半OLが、日々の暮らしに役立つちょっとした知識と、夫や友人と繰り広げるおもしろ日常を書いていきます。

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【知っておくべき!】"怒る"と"叱る"の違い

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今日会社で、違う部署の女性(管理職一歩手前ぐらい)とお話していたのですが、彼女がこんなことを話していました。

 

「私はついつい小さなことでも怒ってしまうから、教育には向いていないんだよね。」

 

それを聞いて思い出したのが、高校のときの担任の先生の言葉です。

 

「叱るはエネルギーがいるんだ。怒るだけなら簡単なんだけどな。」

 

今日はそのお話をしたいと思います。

 

 

 

"怒る"と"叱る"の違い

 

"怒る""叱る"には、明確な違いがあることをご存じでしょうか。

 

"怒る"は、ただただ自分の怒りという感情をぶつけること。

 

"叱る"は、相手の成長を促すために、注意やアドバイスをすること。

 

驚くべきことに、実は"叱る"に怒りの感情は含まれていません。

 

また、使う対象も異なります。

 

"怒る"は、自分の感情の赴くままに不満を爆発させるので、目上の人や、世の中の風潮といった抽象的なものに対しても使われます。

 

"叱る"は、目下の人にしか使われません。

 

確かに、言われてみれば、「私は理不尽な世の中に怒っている」という言い回しはあるのに対し、「私は理不尽な世の中を叱っている」とは言いませんね!

 

使用エネルギーの差

 

上記をふまえると、高校の担任が言っていた意味も、よく分かります。

 

怒るだけなら、自分の本能に従うようなものなので、何も気は遣いませんし、発散されるエネルギーは大きいのかもしれませんが、それは自然と流れ出たもの。

 

特段発散するためのパワーは必要ないはずです。

 

対して叱るということは、相手を変えようとすることと同義です。

 

人を変えるって、並大抵の精神じゃできませんよね。

 

それだけパワーが必要なのです。

 

ましてや学校の先生なんて、一度に40名ぐらいの意識を変えようとするわけですから、そのために必要なエネルギーというのは、想像をはるかに超える量なのでしょう。

 

その担任の先生は、大変怖いことで有名でしたが、とても愛のある先生でした。

 

"叱り方"が上手で、その先生が叱る度に、私たちは何かを掴み、そして成長していきました。

 

それまで学校の先生には、ほとんど怒られたことも叱られたこともない、割と優等生な私でしたが、その先生にはよく叱られていたことを思い出します。

 

掃除場所に、開始時間を過ぎて到着したとき。

 

数学の点数が大幅に下がったとき。(その先生は数学の先生でした。)

 

初めて人に怒鳴られるということを経験しましたが、時間を守ることの大切さや、努力することの大切さを刻み込まれました。

 

あのとき怒鳴られて良かったなぁと、今になってしみじみ思います。

 

叱り方

 

人の成長を促す叱り方ってなんだろうと思いますよね。

 

対象が部下であっても子どもであっても、基本的には大事なポイントは同じだと思います。

 

こちらの記事が、対象が部下ではありますが分かりやすかったので、ご紹介します。

 

mainichi.doda.jp

 

叱り方のステップと例は次のとおり。

 

①事実確認

⇒「〇〇分遅刻したよね。」

 

②感情の共有

⇒「何かあったんじゃないかと思って心配したよ。」

 

③望ましい行動の共有

⇒「次から〇時に出社できるようにしよう。」

 

④メリットの共有

⇒「そうしたら、みんなからの信頼度もUPするよ。」

 

こういったステップをふめば、互いにプラスの感情で次に進むことができます。

 

逆にNGなのは、次のパターン。

 

①YOU+否定言葉

⇒「だからお前はダメなんだ」「本当にできないやつだな」「君にはがっかりだよ」

 

これらは、行動ではなく人格を否定する言葉。相手を傷つけて終わってしまいます。

 

②能力を否定

⇒「こんなこともできないのか」「アルバイトでもできるよ」「こんなに簡単なのになんでできないんだ」

 

これらは、自分の基準を相手に押し付けているだけです。

 

相手と目線を合わせ、共に過ごしながら、適したレベル感を見極めていくことが大切です。

 

最後に

 

"怒る""叱る"、ここまでご説明してきましたが、いかがでしょうか。

 

人に説明できるレベルになっているのではないでしょうか。

 

冒頭で述べたように、部下の指導方法で悩んでいたり、あるいは子育てで悩んでいる方も多いのではないかと思います。

 

もし間違ったやり方や、期待通りの動きができていない新人、あるいは子どもがいても、自分の感情をコントロールし、相手に寄り添った、次に繋がる"ダメ出し"をしてみてください。

 

怒ると嫌われますが、叱るとそれは相手からの信用度を高めます。

 

怒らずに叱る!これを徹底する人が少しでも増えますように。私も気を付けます。

 

 

おわり。