※ネタばれ含むので読んでいない方はご注意ください。
この4連休、外出時以外は読書もさておき、ほぼほぼ漫画『ワンピース』を読むことに時間を費やしていました。
現時点で65巻まで読み終わり、どのシーンも緊張感があり、とても面白かったのですが、特に主人公ルフィの義兄であるエースの生き様には、本当に感動しました。
最期のシーンは知り合いが亡くなったレベルで号泣してしまい、目が腫れるかと思いました。笑
今回は、そのシーンから『7つの習慣』の第2の習慣、"終わりを描くことから始める"に思いが行き着いたため、そのお話をしたいと思います。
エースの最期
「愛してくれて、ありがとう!」
このエースが死ぬときのセリフは、私も読む前から知っていたので、ご存じの方が多いのではないかと思います。
ルフィはもちろん、海賊の仲間たち、オヤジと慕う船長の白髭に向けて、遺した言葉ですね。
自分が死ぬときに、あれやりたかった、これやりたかったとかいう後悔ではなく、ただただ寄り添ってくれた人たちへの感謝、そして愛情を込めたこの言葉。
たった20字足らずのセリフですが、胸がかーっと熱くなりました。
第2の習慣について
ここでいったん話を『7つの習慣』に移します。
第2の習慣「終わりを描くことからか始める」は、本の中で次のように説明されています。
第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」は生活のさまざまな場面やライフステージに当てはまる習慣だが、もっとも基本的なレベルで言うなら、人生におけるすべての行動を測る尺度、基準として、自分の人生の最後を思い描き、それを念頭に置いて今日という一日を始めることである。そうすれば、あなたにとって本当に大切なことに沿って、今日の生き方を、明日の生き方を、来週の生き方を、来月の生き方を計画することができる。
過去記事でも書きましたが、例えばあなたの命が今日までだとしたら、今日をどう生きますか?来月までの命なら?1年後までの命なら?
いつかは終わる命、それを意識して過ごせていますか?ということです。
(過去記事はこちら)
自分のお葬式をイメージし、そこで何を言われたいのか。どう思われたいのか。
それがいわば人生の目的地。
目的地が分かれば、人生のビジョンを持つことができ、実現できるということが書かれています。
エースの言葉から思い描く理想の人生
私も、自分が死ぬときは、やはりエースのように、周囲の人から愛されていたことを実感し、その人たちへの感謝をもって、人生の幕を引くのが理想です。
周囲の人たちから愛されるためにはどうすれば良いのか。
それは、自分が周囲の人たちを"大事に想う"ことだと思います。
(愛するというとなんだか照れ臭いので、"想う"という言葉に置き換えます。笑)
見返りを求めるということではありませんが、自分がまずは心を開き、奉仕の心を持って相手に接することで、初めて相手も心を開いてくれるものだと思います。
何もせず、受け身でただただ愛されることを願うのは、己を神か仏か芸能人と勘違いしているのではないかと!笑
そりゃ私だって、何もせずとも、いろんな人からキャーキャー言われるような人気者だったら最高だな・・・なんて妄想はありますが、これまでの人生からしても、それはあり得ないなと悟っています。。。
今は、ただただ自分が大切に思う人たちに対して、誠実でありたいし、役に立てたらすごく嬉しいなと思っています。
だからこそ、普段からその人たちの気持ちには敏感でなきゃいけないし、SOSを察知できるように、自分をもっと鍛えていきたいです。
自分の心身がSOSを発していたら、周囲のSOSはかき消されてしまいますもんね。
そう考えると、毎日が修行なんだなと思います。
ワンピースばっかり読んでおいて言うセリフではないのですが・・・。笑
何を自分の中心におくか
ここまでで、じゃあ周囲の人を第一に考えて行動しなきゃ!とつい思ってしまいがちですが、これは、周囲の人に好かれることを第一に考える、ということではありません。
それが良く分かるのが、『7つの習慣』の中で書かれている、人の心の中心のお話です。
人は誰でも自分の中心を持っていて、無意識であっても、その中心が人生のすべての側面に大きな影響を及ぼしている、ということが書かれています。
人が一般的に持つ中心は次のとおり。
①配偶者中心
②家族中心
③お金中心
④仕事中心
⑤所有物中心
⑥娯楽中心
⑦友人・敵中心
⑧協会中心
⑨自己中心
⑩原則中心
これらの詳細を書くと長くなってしまうので、また後日記事にしたいと思いますが、実は⑩以外はすべて主体性を欠く考え方として書かれています。
エースの例でいくと、エースは⑦のような気がしてしまいますが、実はそうではありません。
⑦は、自分の心の安定が、友人や敵によって振り回されるということ。
⑦の考え方の人は、何を考えるにしても、行動するにしても、「周りの人はどう考えるか」という考えのもとで、自分の考えや行動を決定する傾向にあります。
エースは、別に仲間やルフィにどう思われようが、"助けたい"の一心でこれまで仲間やルフィを守ってきました。
その思いが相手に響いた結果、周囲の人から愛される人物になっていったのだと思います。
その心の中心は、"人が困っていたら助ける"という、小学生でもわかるような、いわゆる"原則"です。
言い換えると、人の心に備わっている良心、でしょうか。
これこそが、私たちが従うべき声なんですね。
最後に
今回は、漫画『ワンピース』に出てくるエースの最期の言葉から思い描いた、書籍『7つの習慣』第2の習慣「終わりを描くことからか始める」ことについて、ご紹介しました。
自分も人も尊重し、最期は人を愛し、愛されること。
このゴールに向かって、自分がすべきことを日々良心に従って決め、行動していきたいです。
みなさんの理想とする最期は、どんな最期でしょうか。
是非、暗い気分でする必要はないので、一度静かな場所で、イメージしてみてくださいね。
毎日の過ごし方が、変わってくるかもしれません。
終わり。