会社でも家庭でも、誰かにお願いごとをしたとき、嫌な顔をされて、申し訳ない思いをしたこと、ありませんか?
負担をかけてしまうのはまちがいないのですが、頼み方1つで、相手を嫌な思いにさせることもあれば、逆に良い気分にさせることだってできるのです!
今回は、会社でもプライベートでも使える、私が普段から心がけているお願いの仕方をご紹介したいと思います♪
前提条件:信頼口座の残高があること
会社であっても、プライベートであっても、普段から周囲の人への信頼口座を貯蓄しておくことは必須です。
信頼口座については過去記事でもご紹介していますが、ここでも簡単にご説明します。
信頼口座の貯め方はシンプルで、相手が嬉しいと感じること、相手の役に立つことを普段からしていれば、信頼口座はどんどん貯蓄が増えます。
逆に、相手が嫌だと思うこと、相手が悲しむようなことをすると、信頼口座は減っていき、残高がマイナスになるようなことがあれば、相手との信頼関係は皆無だということになります。
信頼口座が0、もしくはマイナスの人からのお願いごとなんて、意地でも聞いてやるもんか!って思いますよね。
同じことを頼まれたとしても、人によって快く引き受けるときもあれば、しぶるときもある。
これは、この信頼口座の差によるものが大きいと思います。
嫌なお願いのされ方
信頼口座がたまっていたとしても、お願いの仕方がまずいと、相手はすんなり引き受けてくれないでしょう。
私が感じる嫌な頼まれ方は、こんな感じです。
①上から高圧的に言ってくる
②人の都合を考えない
③雑用係のような扱い方をされる
①は、要は上から目線でものを頼んでこられたとき。
「これ、若手なら当然やっておくべきことだから」
とか、
「これぐらいできないとだめだよね」
とかいう態度で来られると、どうしても反発心を抱いてしまいます。
②は、例えば極端に期限が短いとか、量が多いとかですね。
いくら信頼関係があっても、「これ今日中にお願い!」はできればやめて欲しいですよね。
しかも、それが定時間際だったりすると、思わずため息が出ます。。。
③は、「これ誰でもできるからお願いしていい?」というパターンです。
誰でもできるのにあえて私を選んだということは、暇だと思われてる・・・?と感じてしまうのは、私だけではないはずです。
相手も嬉しくなるお願いの仕方
ここまで嫌な頼まれ方についてつらつら書いてみましたが、相手に嫌な思いをさせないためには、単純にこれらと逆のことをすれば良いと思うのです。
①上から高圧的に言ってくる
⇔下からものを言う(≠へりくだる)
②人の都合を考えない
⇔相手の都合を考える
③雑用係のような扱い方をされる
⇔その人にしかできないことをお願いする
ただ、これらはあくまで嫌な思いをさせないだけ。
どうせなら相手を喜ばせちゃいましょう!!
そこでポイントになってくるのは、①、②は当然として、③の対称である、"その人にしかできないことをお願いする"です。
多くの人は、自分が特別でありたいという思いがあり、自分を見て欲しいという気持ちを持っています。
そこで、お願いするときは、
"あなただからお願いするんだ"
"あなたの能力を見込んでお願いしているんだ"
というのを、一言で良いので加えます。
本当に誰でもできる仕事だったとしても、やはり頼む側としては、仕事が丁寧だったり、早かったりする人にお願いしたいですよね。
そういう人に頼むときは、率直にそれを伝えれば良いのです。
例えば、
「〇〇さん、仕事早いからこれお願いできないかな。」
この一言で、私は普段からあなたの仕事を見ているということ、そして、仕事が早いから頼りにしているんだという思いが相手に伝わります。
自分を見てくれている人がいる、理解してくれている人がいるというのは、本当にうれしいものです。
大体の人は、そこまで言うならやってやろうかなという気分になるはずです。
ただ、これを言うには、本当に普段から周囲の人を見ておくことが大事です。
これが、冒頭で信頼口座の話をした理由です。
我が家の場合
ちなみに、私は家で夫に家事をお願いしたいとき、上記でご説明した手をよく使います。
「洗濯物畳むの、私より断然上手だから、お願いしていい?」
「ほんっと料理作るの、上手だよね!夫君の手料理食べたいなー」
こんな感じでお願いすると、まんざらでもない顔でやってくれます。
そして、やってくれた後は、必ず感謝の言葉と褒めるのを忘れないようにしています。
これは、家庭に限らず、お願いごととセットにすべきことだと思います。
まとめ
今回は、相手に嫌な思いをさせない、むしろハッピーな気分にさせるお願いの仕方について、ご紹介しました。
まとめると・・・
①まずは周囲の人への信頼口座を普段からいっぱいにしておくこと。
②そして、相手の良いところを交えながら、丁寧にお願いすること。
③最後に、相手がやってくれた後は、心からのお礼を伝え、成果物の感想を添えること。
ただ、これらをうわべだけの思いでやってしまうと、単なるごますりになりかねません。
日頃から誠意をもって人と接することが大事だと思います。
困っている人がいたら、快く助ける。
そうすれば、自分が困ったときは、きっと誰かが快く助けてくれるはず。
やさしさの輪を、どんどん広げていけたら良いなと思います。
おわり。