人と関わる生活の中で、どうしてもイラっとするときってありますよね。
私も会社の人や夫に対して、ついイラっとしてしまうときがあります。
アンガーマネジメントに関する本もたくさん出ているようですが、幸い私は自己流ながらそういった感情を表に出さないのが得意なので、読んだことはありません。
イライラの感情をため込むのはよくありませんが、かと言って気の向くままに発散していると、気が付いたら自分の周りには誰もいなくなっていた・・・なんてことにもなりかねません。
今回は、特になにか勉強したわけではありませんが、人から「ほんと怒ってても分からないよね」とよく言われる私の、イライラ対処法の一連の流れをご紹介したいと思います。
イライラ対処法
私は、次の流れでイライラと向き合っています。
①イライラを自覚する。
②深呼吸する。
③なぜイラっとしたのか考えてみる。
④自分が悪ければ、ただ反省する。やっぱり相手が悪い、となったときは、言える相手であれば時間を置いて言う。
⑤イライラが自分の中に残っているときは、独り言でもいいからとにかく吐き出す。
⑥ぐっすり寝る。
それでは詳細をご説明しましょう!
イライラを自覚する
大体イラっとしたときって、胸あたりがざわっとするので、まずその自分に起こった異常事態を自覚します。
「あ、私今相当いらついているわ」
って感じですね。
イラついたときにそんなん考える余裕ないわ!と言う方がいるかもしれません。
カッとなってつい心にもない言葉を言ってしまう・・・という人もいますよね。
ただ、感情は、例えばひざをハンマーで打って、足がピコーンとなるあの脊髄反射ではありません。
必ず脳を通して感情というものは起こります。
ということは、考える余裕、あるはずです。
『嫌われる勇気』という本にも書いてありましたが、怒りは出し入れ可能な道具です。
目的があって、人は怒るのです。
人を従わせるため、恐怖心を与えるため、威厳を保つため、注目を浴びたいため、などなど。
以前これも何かの本で読んだのですが、部下に威張り散らしていたとある人物が、会社の廊下でどんっと誰かにぶつかりました。
いつも通り、
「バカ!」
・・・と怒鳴ったあとに、ぶつかった人物をよくよく見ると、なんとそれは社長。
彼はとっさに続けて、
「・・・だなぁ私は。どうぞ社長、お通りくださいませ。」
と急遽にっこり。社長も怒るに怒れず苦笑いで立ち去ったそうです。
私たちは、自分が思っているよりずっと冷静です。
感情が一時的にたかぶったとしても、それを自覚するぐらいの時間は誰もが持っているはずなのです。
深呼吸する
イライラを自覚したら、そのあとは一度大きく深呼吸します。
それだけでも、高鳴っていた胸が随分落ち着きます。
落ち着かなければ、何度か深呼吸します。
測ってみたら、一度に深呼吸にかかる時間は、たったの3秒。
3度深呼吸しても、10秒もかからないので、ゆっくり無理やりにでも深呼吸してみてください。
呼吸が整えば、嫌でも冷静になります。ここで、無事平常心を取り戻します。
なぜイラっとしたのか考えてみる
冷静になったら、自分がイラついた原因を考えてみます。
相手の言動が気に障ったから?
自分の理想通りに物事が進まなかったから?
少し立ち止まって考えると、必ずその原因を突き止めることができます。
自分が悪ければ、ただ反省する。やっぱり相手が悪い、となったときは、言える相手であれば時間を置いて言う。
考えて、自分が悪かったという結論に達することもあります。
例えば、人にお願いことをして、思うとおりの結果が得られなかったときに、
「なんでこんなこともできないの・・・。」
と思いがちですが、実は自分の指示の仕方が悪かった、とかですね。
この場合は、自分のやり方を次回から正せばいいだけなので、ただただ反省します。
逆に、相手が悪いという結論に達することも当然あります。
ただ、落ち着いたとはいえ、まだまだイライラの感情が自分の中に残っている内は、相手にそれを伝えると、ストレートすぎて攻撃性が必要以上に増す可能性があります。
そういった、相手のことを考えていない、自分のイラつきを解消させるためだけの言葉は、相手を傷つけるか、反発を受けるかのどちらかです。
まずはいったん時間を置いて、相手に理解してもらえるように、順序だてて丁寧に自分の感情を説明することが大事だと思っています。
「さっきのは、こういう理由で私は嫌だった。こうして欲しかった。」
というようなことを、改めて伝えるのです。
会社の人が相手だと、自分が嫌だったという感情は言いづらいので、そこの部分はカットして、こういう理由でこうして欲しかった、と論理的に伝える必要があると思います。
あんまり時間があくと、いつのことを言ってるんだよ、となるので、遅くともその日の内に言えるといいですね。
ただ、注意すべきは、これは自分と対等、もしくは下の立場の人に対する対処法です。
目上の人の場合、さすがにいらつきを伝えるのはかなりリスキーなので、相手が悪くとも、ぐっと我慢して次の⑤に飛びます。笑
イライラが自分の中に残っているときは、独り言でもいいからとにかく吐き出す。
とにかく口に出すこと。
思考は言語化できますので、自分が考えていること、納得いっていないことを、とにかく言葉にします。
口に出すことで、自分の感情を整理することができます。
あまり人にグチグチ言うのはよくありませんが、信用でき、受け止めてくれる相手であれば、甘えちゃいましょう!
私は、親友と夫以外には、本気の愚痴は言わないように心がけています。
口は災いの元。
ちょっとした愚痴が疾風のごとく駆け巡り、本人の耳にうっかり入ってしまった・・・なんてことになったら、自分の信用が失われるので、要注意です。
ぐっすり寝る
最後は寝て忘れます!
一晩たつと、私の場合割と頭の中がスッキリしているので、イライラの記憶は残っていても、その感情がいつまでも残ることはないですね。
たまに思い出してイラっとすることもありますが、本当によほどイラついたときしかそれはありません。
たっぷり睡眠をとって、心も体も回復させるのが1番だと思います。
まとめ
以上、私がイラついたときの対処の流れをご紹介しました!
①イライラを自覚する。
②深呼吸する。
③なぜイラっとしたのか考えてみる。
④自分が悪ければ、ただ反省する。やっぱり相手が悪い、となったときは、言える相手であれば時間を置いて言う。
⑤イライラが自分の中に残っているときは、独り言でもいいからとにかく吐き出す。
⑥ぐっすり寝る。
自分は短気だと諦めている方。
それは、短気であるということを言い訳に、感情を制御できない自分を甘やかしているにすぎません。
感情は、誰もがコントロールできます。
怒りの感情は、エネルギーが大きいだけに、取扱は厄介ですが、手なずけてしまえば、自分も周囲も平和でいられます。
今回ご紹介した方法が合わない場合は、専門書を読むことをおすすめします!笑
なるべく毎日笑顔で、心平和に、楽しく過ごしたいものですね♪
おわり。