「木の長きを求むる者は必ず根本を固くす」
何事も土台が大事だという意味のことわざですが、何かを極めようと思ったときに、常に頭の片隅に置いておきたい言葉です。
体力なくては仕事も勉強も続かないし、知識なくては楽しめる会話も限られてきますよね。
私の場合、体力があんまりないせいで、勉強していてもすぐ疲れてしまうし、遊びにでかけても、1万歩も歩けばもうヘトヘトになってしまうので、その大事さを痛感しているところです。
(唯一大好きなディズニーリゾートでだけは、アドレナリンのおかげか開園から閉演まで動き回れるのですが・・・。笑)
今回は、久々に『7つの習慣』の第7の習慣、「刃を研ぐ」より、1日に1時間、内面を磨く時間をとるだけで、残り23時間の質と価値が向上するお話をしたいと思います。
刃を研ぐ
『7つの習慣』第7の習慣は、肉体・精神・知性・社会/情緒の刃を研ぐことで、私たち自身の価値を維持し、高めていくための習慣です。
2文字熟語になると、どうも小難しく感じてしまいますが、まったく難しいことではないので、まずはそれぞれの研ぎ方の例をご紹介しましょう。
①肉体
運動、栄養、ストレス管理など
②精神
文学や音楽、瞑想など
③知性
読書、執筆(ブログ)など
④社会/情緒
奉仕、共感など
どうでしょう?普段何気なくしていることが、実はこの中に含まれていませんか?
こういったことをする時間を、1日の中で1時間でもとれば、毎日を充実させるための基礎力が身に付くということで、なんだか簡単そうな気もします。
ただ、こういった、緊急ではないけど重要なこと、すなわち第Ⅱ領域のものはついつい後回しにしがちなので、意識して優先的にスケジュールに組みこむようにすると良いと思います。
4つの刃の詳細
ここからは、上記で述べた4つの刃について、もう少しだけ詳しくご説明します。
肉体
これは、栄養を考えた食事をとって、きちんと寝て、定期的に運動しましょうねってことです。
たまに、「毎日4時間程度の睡眠で勉強がんばってます!!」みたいなことを言うすごい方がいますが、最近の研究で、ショートスリーパーは遺伝子で決まるということが分かってきました。
つまり、大体の人はきちんと寝ないと健康に悪影響が出て、日常生活に支障をきたすことになるので、睡眠時間はきっちり確保した方がよいということです。
運動は、定期的にするのってなかなか難しいですよね。
週に3~6時間は運動すると良いらしいですが、忙しい社会人、なかなかそんな時間とれません!というのが正直なところだと思います。
私もこれまでいろいろ試してきました。
まずジョギング。
3日も続きませんでした。笑
雨が降っているだの暑いだの寒いだの、あらゆる"できない理由付け"が簡単なので、自分に負けてしまったのでした。
続いてジム。
こちらもお金を払っていたにも関わらず、1人でもくもくしなければならないのが性に合わず、結局半年分の会費を払っておきながら、10回も通いませんでした。。。
そして、最後に唯一継続できているのがテニスです。
これは今でもやっているのですが、週1レッスン(90分)、週1夫と市営のテニス場に行くことで、週3時間の運動をギリギリクリアしています。
運動のやり方は人それぞれだと思いますので、自分に合う方法で、続けられるものを選んでいただきたいなと思います。
精神
これは少し説明が難しいのですが、精神の再新再生ということで、人によって方法はいろいろあるようです。
『7つの習慣』の著者はアメリカ人なので、なんとも海外の人らしい習慣なのですが、毎日聖書を読み、祈り、瞑想をしていたようです。
日本人だとなかなかこういったことを習慣にしている人は少ないですよね。
私も無縁でしたが、最近ちょっと気になっていた"瞑想"を始めてみました。
宗教チックなものだと思っていたのですが、どうやら違うようで、マインドフルネス(「今、この瞬間を大切にする生き方」)の実践方法として、あの有名なGoogle社も社員研修で取り入れているというのです!
科学的には以下のような効果が実証されているとのこと。
・脳疲労の解消
・ストレスの軽減
・創造性の向上
・集中力の向上
・記憶力の向上
・共感性の向上
・眠りの質の向上
・感情の安定
・・・めっちゃよくないですか!?
やり方も簡単で、自分の呼吸に集中⇒注意がそれる⇒それを自覚する⇒また自分の呼吸に集中、というのをひたすら繰り返すだけ。
すごい人だと数時間やれるらしいのですが、私はビギナーなので、とりあえず5分から始めてみました。
効果はまだ見えてこないので、見えてきたら別途記事にしてご紹介したいと思います。
知性
これは、日ごろから知識を吸収し、知性を広げましょうということですね。
これには読書がやはり1番。
最初は1か月に1冊、慣れてきたら2週間に1冊、1週間に1冊・・・と、徐々にペースを上げていくのが良いそうです。
本を読み、素直に受け止めることで、自分の視野を広げ、知性を磨くことができます。
※たいして深く読まない内から、自身の体験に結び付けて分かった気になってしまうのはNGです!
手段の問題ですが、これだけの本を読もうと思えば、私としてはやはりKindleをオススメしたいですね。
元々圧倒的紙派でしたが、本棚が足りなくなったのと、持ち歩きが不便なのとで、負けた気がしながらも購入してみたら、想像以上に便利なもので、いまや手放すことができない相棒です。笑
また、読むだけではなく、アウトプットするのも刃を磨くことになります。
日記を書いたり、ブログを書いたり・・・。
私にとっては、まさにこのブログはアウトプットの場です。
読んだものを自分の中でかみ砕いて発信するのは、頭の中の整理にもつながるし、誰かの役に立つかもしれないと思うと、本当に毎日書くのが楽しくて仕方がないんです。
いつもお付き合いいただいている方、この場を借りて御礼申し上げます。
社会/情勢
4つの中で、1番分かりづらいのがこれかなと思いますが、簡単に言うと、
他の人たちの人生が豊かになるように動きましょうね!
人に働きかけて、良い影響を与えましょうね!
ということです。
例えば、仕事を通じて世の中に貢献する。
人の話に耳を傾け、共感し、その人が主体的に動けるようサポートする。
こういった行為は、この刃を研ぐことに含まれます。
『7つの習慣』では、自分だけの成功は「私的成功」と呼び、それだけでは足りない!というようなことが書かれています。
その先にある、「公的成功」、つまり、組織や社会としての成功をもって、初めて人は成功したと言えるということらしいのです。
壮大な話にも聞こえますが、私たちが1番自分の価値を感じられるのは、やはり他者に貢献できたときなのかなと思っています。
そう考えると、日ごろからこの社会/情勢の刃を研ぐことは、自己肯定感の向上にも繋がりそうですね。
良心に従う
私たちは、何が正しくて、何が悪いか、誰しもが不思議と分かっています。
つまり、みんな"良心"を持っているのです。
ジャンクフードばかり食べていたら体に悪いし、いつもストレスをため込んでいたら疲れるし、本を読まなければ頭がぼけていくし、人の話を聞かなければ嫌われる、そんな当たり前のことを、分かりつつも逆らってしまう時がありますよね。
こういった良心に逆らう行為は、その場は良くても、後々大きな問題となって自分に跳ね返ってくることがあります。
そうならないためにも、この第7の習慣は毎日継続したいところ。
それには、強い意思と決断力、そして実行力が必要です。
大変かもしれませんが、この第7の習慣を身に着けることが、日々の土台になれば、どんなにすばらしい日々を過ごせるようになるのだろうと、思わず胸が躍りませんか?
私もまだついつい夜更かしをしてしまったり、TVやお菓子の誘惑に負けたりと、毎日が自分との戦いですが、同じように戦う仲間が、もっと増えたら心強いなと思います。
是非一緒に頑張りましょう!
おわり。