忙しいとついついやってしまう"先延ばし"。
この行為が、実は未来の自分の時間を奪い去っていることを、あなたはご存じでしょうか。
私がこれまでにやらかした、先延ばしによる最大の失敗は、大変お恥ずかしい話ですが、免許の失効です。。。
かなりずぼら人間だった私は、引っ越した後、面倒臭いというだけで住所変更届を出すのを先延ばしにしており、郵便物の転送設定もしていなかったので、免許の更新通知が届かず。
さらに普段車に乗らないので、免許証を見ることもなく、気づいたらすでに失効していました。。。
これにより、通常であれば受けなくても良い講習を受ける羽目になり、2時間程ロス。
お金も余分に吹っ飛びました。
このとき以来、自分に課したルールは
「必ずやらないといけないことは、最速で実行に移すこと」
今回は、この"先延ばし"がうむデメリットと、先延ばしを克服する方法を、前回と同じく『1440分の使い方』の内容もお借りしながら、ご紹介したいと思います!
なぜ先延ばしをするのか
『1440分の使い方』によると、大成功した人々は、ほぼ何に対しても、その場ですぐ対処するそうです。
なぜならそれが1番効率的だから。
5分以内で終わる作業であり、かつ元の予定に差しさわりない程度の作業であれば、その場で片づけた方が、結果的に時間がかからないことを、知っているのです。
ただ、ついつい先延ばしにする人だって、なにもそれが全く分かっていないわけではないと思うのです。
先延ばしにすることで、未来の自分も今と同様面倒臭いと思うことは、重々承知しているのです。
それでもなぜ先延ばしにするのか。
私の感覚ですが、単純ですが、「今が楽ならそれで良い」と思っているから。
目先の娯楽につい飛びついてしまうんですよね。
別に今しなくても、未来の自分、頑張れ!という感じで、とりあえず一時的な解放感に浸りたいのです。
要は、現実逃避ですね。笑
たった5分、されどその5分すら労力を使いたくないのです。
そして、未来の自分は必ずこう言います。
「過去の自分、なぜやらなかった・・・。」と。
先延ばしが生むデメリット
先延ばしが未来の自分の時間を奪うと冒頭で述べましたが、なぜそうなるかというと、先延ばしは、"行動の繰り返し"を生む可能性が高いからです。
どういうことかと言うと、例えば仕事のメール。
メールが受信箱に入った瞬間、一度目は通しますよね。
ふんふん、こんな内容ねと内容をざっと把握し、これならすぐ回答できるかと思うけれど、まぁすぐ済むしあとで時間が空いたときにやろうと思う。
そして、いざ時間が空いたときに、もう一度メールを読むことになります。
最初に読んだ時点ですぐ対処しておけば、生まれることのなかった手間、すなわち時間が発生するのです。
別の例も挙げましょう。
私が最も嫌いな家事である皿洗い。
家族人数にもよりますが、食洗器がなくとも、すぐ洗えば大体5分~10分程度で終わるはずです。
・・・と分かっているけれど、おなかいっぱいだしちょっと休もうかな、という誘惑に負け、とりあえず軽く水で流し、水をためて、そのまま放置。
結果、汚れはより強固なものとなり、軽く水で流すだけでは落ちなかった汚れをごしごし磨き、洗い流す手間が発生します。
先にやっておけば発生しなかった手間(=時間)、すごくもったいないですよね。
私たちは、知らず知らずの内に、このように同じ行動を繰り返しているのです。
先延ばし防止策
時間を無駄にしないためにも、先延ばしを防ぐ方法、知りたいですよね!
まずは『1440分の使い方』に書かれていた方法の中から、私がこれは使えると感じた方法を、抜粋してご紹介します。
一度しか触らない
メールでも片づけでも郵便物でも、一度しか触らないというルールを設けることで、先延ばしを防ぐことができます。
例えば、メールは5分以内で返信できるものはその場で返信。
少し時間がかかりそうなものは、スケジュールに「〇〇の確認を〇〇さんにする」等、内容が分かるように記入し、メールを受信箱にも残さないようにします。
本の中では詳細は書かれていませんが、この"メールを受信箱に残さない"という方法は、私の周りにいる仕事がデキる人たちの多くが実践していることです。
対処したらすぐにあらかじめ作っていたフォルダにメールを移す、もしくはアーカイブすることで、受信箱には未処理のものだけを残すようにするという手法です。
私も基本的には受信箱のメールは5通以下になるように仕事を片付けていますが、受信箱を0にして帰る日は大変爽快なので、おすすめです。
タイムトラベル
面倒臭くなる自分を未来の自分と捉え、あらかじめそうならないような仕組みづくりを事前に行い、未来の自分に打ち勝つという方法です。
例えば、毎朝の運動を習慣づけたいが、明日の朝の自分はきっと「そんな暇はない」と妨害してくる。
そうならないために、朝一の運動を予定し、ベッドから出てすぐに運動用の服に着替え、メールは運動が終わるまで見ないと決める、とルールを作るのです。
説明責任を果たす相手を作る
やろうと思っていることを、誰かと約束するという方法です。
例えば、ジョギングすることを配偶者でも良いですし、友人でも良いですし、あるいはブログやTwitterの仲間でも良いと思いますが、約束する。
自分との約束は簡単に破ることができたとしても、人との約束は破りづらいですよね。
その心理を利用しているようです。
続いて、私が実践していることをご紹介します。
「面倒臭い、でもやろう」の精神
必ずやらないといけないことを最速で実行するために必要な精神です。
とにかく面倒臭がりの私は、心の中で、1日の内にかなりの回数「面倒臭いな」とつぶやいています。笑
つぶやくまでは仕方ないとして、5分で済む作業を目の前にしたときは、
「めんどくさいな・・・でもやろう!」
まで気持ちを持っていき、そこからは心を無にしてこなすように心がけています。
すべての行動は自分の気持ちや思いから発生しているので、そこをコントロールできるのが人間の良いところ!
上記でご紹介した本の方法も試したのですが、うまくいくとき、いかないときあるので、私はこの方法も組み合わせることで、先延ばし癖を80%ぐらいは克服できました。
人によって、合う、合わない方法があると思うので、いろいろ試してみると良いと思います。
先延ばし癖がなおったらこんな良いことがある!
かつて免許失効を経験した私が、先延ばし癖がなおってきたことで、こんな良いことがありました。
・常に気分がスッキリしている
⇒あれやってないな、これやってないなというモヤモヤがないので、いつもスッキリした気持ちで物事に取り組むことができるようになりました。
・うっかり忘れが激減した
⇒請求書の支払い忘れや、飲み会の予約忘れ、申込書の投函忘れなど、前はよくしていましたが、それがなくなったので、後々慌てることがなくなりました。
・家が片付くようになった
⇒郵便物や食器を放置することが減ったので、常に家を綺麗に保つことができるようになりました。
・自分時間が増えた
⇒行動の繰り返しがなくなったので、知らず知らずの内に、1日の内で自由に使える時間が増えていました。
まとめ
先延ばし癖を克服することで、時間の無駄使いはなくなるし、精神面も安定するのでほんと良いことずくめです!
ついつい自分に負けてしまうという方でも、ちょっとした思考の転換や、小さなルール作りで、少しずつでも打ち勝つことができるようになりますよ!
脱!先延ばし!!
是非チャレンジしてみてください♪
おわり。