私は社会人まだ5年目ですが、周りを見ていて、
「あ、この人仕事デキる人や!」
というのは、仕事ぶりを見ていたら何となく分かるようになってきました。
仕事がデキるようになりたいと思ったら、デキる人を見つけて、その人の真似をするのが1番早い近道です。
なにが周りにデキると思わせるんだろう・・・?
そう考えるだけで、他の人とは違う特徴が見えてきます。
今回は、私が実際に見てきた人たちの中の、そういった優秀な人たちの特徴を挙げていきたいと思います。
- 特徴①:ミスがない
- 特徴②:作業スピードが速い
- 特徴③:スケジュール管理能力が高い
- 特徴④:周りをよく見ている
- 特徴⑤:方向性を最初に確認している
- 特徴⑥:周囲を巻き込める
- 特徴⑦:論理的思考力を持っている
- まとめ
特徴①:ミスがない
ケアレスミスすらほぼない超人が、この世の中には存在することを知りました。
私が結構ケアレスミスが多い方で、正確な作業が苦手なので、なおさらまぶしく見えるのですが、ミスがない人は、どんなに量が多くても、どんなに複雑な作業でも間違えません。
前、私の近くにいた超人に、なぜそんなミスをしないか聞いたことがあるのですが、どうやら次のようなポイントがあるみたいです。
・ミスを生み出さない仕組みづくりを行っている(マニュアル作りやチェックポイントの把握等)
・ダブルチェック・トリプルチェックをしている
・その作業だけに集中している
・小声でも良いので声に出しながら作業している
どれも単純そうに見えますが、これらを忠実にこなしている人って、そう多くないのではないかと思います。
しかも、そのどれをとっても、その人なりの工夫があるんですよね。
例えば、マニュアル作りは画面のスクシリーンショット等、絵や図で一目で分かるようにしている、ダブルチェックは最初は上から確認、次は下から確認など。
こういった工夫を積み重ねる努力ができる人が、ミスをなくせるのだろうなと思いました。
特徴②:作業スピードが速い
作業スピードが速い人は、見ていてとても気持ち良いものです。
慣れもあるとは思いますが、1つ1つの作業に無駄がなく、流れるように進んでいきます。
このスピード感も、そう簡単に出せるものではありません。
仕事を早くこなそうと思えば、作業の流れが頭に入っていることが大前提。
それに加え、例えば以下のようなスキルが要求されます。
・タイピングが速い
⇒基本のスキルですが、これもかなり人によって差が出ます。
・整理整頓術
⇒データにしろ物にしろ、探す時間が発生するとそこで業務が中断されます。仕事が速い人は、探す時間が発生しないよう、身の回りの整理整頓ができています。
・エクセル、パワポ、ワード等、よく使うソフトのスキルに長けている
⇒エクセル1つとっても、ショートカットキーや関数、マクロなど、知っているだけで作業時間を大幅に短縮できる機能がいくつもあります。
そういった機能を使いこなせるスキルを身に着けている人は、仕事が速いです。
・マルチタスクをしない
⇒いくつもの業務を同時にこなすことをマルチタスクと言い、これに憧れる人も多いですが、科学的にこれは弊害を生むことが分かっています。
とある研究によると、なんと生産性が最大40%も下がるんだとか。
同時にこなしているように見える人は、実はスイッチングといって、頭の切り替えが素早いだけ。
正確には、並行してタスクをこなしているわけではないので、1つの作業にだけ存分に集中力を発揮することがベストだと言えます。
特徴③:スケジュール管理能力が高い
仕事がデキる人というのは、ダブルブッキングもしなければ、納期ギリギリ、もしくは納期を過ぎるなんてことはありえません。
なんなら納期3日前ぐらいに、質が高い仕事を完成させます。
こういった人たちは、業務が与えられた時点で、決められた納期よりももっと早い日付にMy納期を設定し、それに向けて、段取りを組んでいきます。
仕事がデキない人というのは、常に時間に追われ、あっぷあっぷで余裕がありませんが、それとは逆で、常に時間を追いかけ、前倒し前倒しで進めていくのがデキる人です。
それぞれの作業に余裕を持って集中して取り組んでいるので、質も自然と上がります。
過去記事でも段取りについて触れているので、興味がある方はご覧ください。
特徴④:周りをよく見ている
誰かと一緒に仕事をしている方は、周りの人がどんな仕事を、どれぐらいこなしていて、何のスキルを持っているか、把握していますか?
デキる人は、自分だけでなく、周りの情報もしっかり頭にインプットしています。
一体それが何の役に立つかと言うと、上手に人に仕事をふることができるんですね。
デキない人は、どうしても自分で仕事をためこんでしまい、納期ギリギリになって、「やっぱりこれば無理だ・・・」となり、そこから人にお願いをしたいと思うものの、誰に頼んでいいか、分からない。
結果、仕事のたらいまわしになって、納期に遅れる、なんてことが発生してしまいます。
それに対して、デキる人は、自分だけでこなすのが難しいと判断した段階で、即座にその仕事を任せるのにふさわしい人に、仕事をふることができます。
特徴⑤:方向性を最初に確認している
「よし、今度の資料は自分的には100点だ!これは上司も驚くぞ・・!」
と自信満々に上司に見せたら、
「なんだこの資料は?俺が頼んだのはこういうことじゃない!」
「そ、そんな・・・この資料に何時間もかけたのに・・・!」
こんな悲劇、経験したことないですか?
仕事がデキる人は、最初の方で、次の事項を必ず上司に確認しています。
・この仕事の目的はなにか。
・ゴールはどこか。(成果物は何か。)
・いつまでにすれば良いのか。
・どのレベルまで仕上げれば良いのか。
そうでないと、最終的に自分が損をすることが、分かっているんですね。
本来であれば、上司はこれらすべてを網羅した指示を出さなければならないのですが、忙しいのもあり、なかなかここまで丁寧に説明してくれません。
最後に上司を恨んでも仕方がないので、最初に上記を明確にしてから仕事に取り組むと、自分も上司もWin-Winでいられます。
特徴⑥:周囲を巻き込める
現場の雰囲気を良い方向に持っていけるのも、仕事がデキる人の特徴です。
お互いに情報を出し合ったり、意見交換したり、教え合ったり、そういった関係が築けているチームは強いです。
また、そういったチームは、大体それの柱となっているキーマンがいるものです。
やさしさと厳しさを持ち合わせ、人を励まし、鼓舞できる人に、周囲はついていきます。
これも周りをよく見ていないとできないことなので、④が前提条件にあります。
人に影響を与えられる人というのは、本当に憧れますね。
特徴⑦:論理的思考力を持っている
最後はこれです。
"ロジカルシンキング"という言葉がよく使われますが、外部の研修機関等でもよくピックアップされるのが、このスキルです。
このロジカルシンキングとは、Weblio辞典だと次のように書かれています。
論理に基づいて思考する能力(の高さ)という意味で用いられる表現。道理や筋道に則って思考を巡らせて結論を導いたり、あるいは、複雑な事柄を分かりやすく説明したりできる能力として主に捉えられる。
何をするにしても、このスキルは非常に重要です。
自分の考えを伝えたいとき、書きたいとき、相手が話していることを理解するとき、相手を説得したときなど、このスキルがあるのとないのとでは、雲泥の差です。
例えば、社内研修の企画を考えたとしましょう。
自分:「英語力を高める研修が必要だと思ったので、企画しました。」
上司:「なんで必要だと思ったの?」
自分:「だって、英語ができないと損するし・・・みんなやりたそうだし・・・」
こんな風に、感覚や感情論を持ち出しては、案は通りません。
この案を通すには、
・全社員の英語スキルのデータ
・同じ業界の英語スキルの平均データ
・英語スキルが社員に身に付いた場合の、会社から見たメリット
・企画の実現性
・費用対効果
などなど、あらゆる情報を組み合わせ、ストーリー立てて説明しなければ、説得力はありません。
人にものを教えるときも、このスキルがないと、相手はきちんと理解してくれませんよね。
「なんでこうしないといけないんですか?」
という質問に対し、
「これまでそうだったから、その通りにやればいいんだよ!」
では、相手は納得しないでしょう。
こういったスキルは、外部の研修を受けてもいいでしょうし、たくさん書籍も出ているので、そういった本で勉強するのも良いかもしれません。
まとめ
今回は、私から見た仕事がデキる人の特徴を7つご紹介しました。
①ミスがない
②作業スピードが速い
③スケジュール管理能力が高い
④周りをよく見ている
⑤方向性を最初に確認している
⑥周囲を巻き込める
⑦論理的思考力を持っている
いかがでしょうか。皆さんにはいくつ当てはまりましたか?
あるいは、思い当たる人がいたでしょうか。
是非周囲にお手本を見つけ、どんどん仕事スキルをあげて、毎日を充実させていきましょう!
おわり。