人生の9割5分以上を三日坊主として過ごしてきた私、三日坊主の方の気持ち、よ~く分かっているつもりです。
やるぞ!!って一大決心して、1日頑張る。
2日目、まぁまだ頑張れる。
3日目、大体何か予定が入るか、ちょっと体調が悪い(気がする)。からやらない。
4日目、諦める or 決心したこと自体を忘れる。
どうでしょう?こんな感じじゃないですか?
今思うのは、完全に"目標"が"目的"にすり替わっていたのだということ。
最初に決心したときに、"目的"が明確になっていれば、継続することは苦じゃなく楽しみにさえなります。
"目的"と"目標"、今回はこれに焦点を当てて、脱・三日坊主のきっかけを作りたいと思います!
"目的"と"目標"の違い
コトバンクを調べると、次のようにあります。
目的:実現しようとして目指す事柄。
目標:行動を進めるにあたって、実現・達成を目指す水準。
うーん、わかるようなわからないような。
もう少し分かりやすい言葉に置き換えてみます。
目的:最終的なゴール。つまり、最終的にあなたはどうありたいのか?ということ。
目標:目的を達成するための指標。つまり、いつまでに、どれぐらいやるのか?ということ。
少しは違いが明確になったでしょうか?
さらに例を挙げてみます。
実は今日、地道に4か月近く、ほぼ毎日続けてきたボールペン字(通信教育)の修了通知が届きました。
練習していたときの私の目的と目標は、次のとおりです。
目的:誰が見ても字を綺麗に書けるようになること(字が綺麗な人でありたい)
目標:期限内に3つのレポートすべてを提出すること
少し前の私は、この目標が目的になっていました。
提出すること自体を目的にしてしまうと、正直ちっともモチベーションはあがりません。
なぜなら、それを達成したところで得られるのは、「提出できた」という一時的な結果のみだからです。
しかも、提出が目的なので、提出期限の1日前に一夜漬けでやってしまっても目的は達成できちゃうんです。
そうなると、「まぁ今日疲れてるし急いでやる必要もないか!」なんて自分を甘やかすことになり、"継続なんてやっぱり自分には無理だった"という苦い経験が積み重なってしまうんですね。
大事なのは理想をイメージすること
今回、練習中はいつも、"どこでどんなに速記しても綺麗な字を書ける自分(=目的)"をイメージしていました。
これまで周りにいた、字が綺麗な人たちを見て、うらやましく思い、そして尊敬していた自分を思い返し、自分もその対象になるんだという思いを忘れないようにしていました。
そうすると、最終的な目的が明確なので、その目的を達成するには一夜漬けでは意味がないことに気づきます。
継続して練習しないと、20数年の癖は簡単に抜けないことは明確なので、さぼろうなどという考えは全くでてこなかったのです。
途中、どうしても体調が悪かったり、時間を作れなかったりで練習できない日もありました。
これまでの私であれば、継続が途切れた時点で、今回もできなかったな~とすっぱりやめてしまうところですが、今回は目的を達成するまではやめられない、と思い、そこで途切れることはありませんでした。
どれだけ具体的に最終ゴールをイメージし、テンションをあげられるかが、継続のカギだと思います。
「え、なんか字綺麗じゃない?」とちやほやされて調子に乗る自分を、何度想像したか分かりません。笑
動機は不純でも良いのです。とにかく簡単にはぶれない、気分があがる最高の目的を持つことが大事です。
小さな成功体験を積み重ねる
今まで何かを継続できたことなんてないよ、という方は、まずはどんなことでもいいので小さな成功体験を作って欲しいと思います。
そのためには、無理のない、簡単な習慣を作ることをおすすめします。
私の場合、まず最初に始めたのは、お風呂上りの柔軟体操でした。
それが続くようになると少し自信がつき、早起き、朝の洗濯、ピアノの基礎練、1日1回の読書等、これまでの3日坊主が嘘みたいに影をひそめ、さまざまなことを習慣化することができるようになったのです。
もうこの歳になったら性格は変えられない、3日坊主はなおらないと思っている方に、絶対そんなことはない!と断言します。
それは、できなかったときの言い訳を自ら作っているにすぎません。
"3日坊主"を生み出しているのは、過去の自分ではなく、今の自分です。
思い立ったが吉日。ぜひこの瞬間から、何か始めてみてください!
心の底から、応援しています。