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毎日にちょっとした彩りと刺激を。メーカー人事職として働く20代後半OLが、日々の暮らしに役立つちょっとした知識と、夫や友人と繰り広げるおもしろ日常を書いていきます。

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【おすすめ漫画】読めば心が浄化される!「エースをねらえ!」

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1973年、なんと今から47年も前に連載がスタートし、1980年に連載を終えた超人気テニス漫画「エースをねらえ!」(作:山本 鈴美香さん)、読んだことありますか!? タイトルだけならご存じの方も多いかもしれませんね^^

 

母の影響で、私が初めて読んだのが確か中学2年の時だったと思いますが、あまりに感激して、高校では迷わずテニス部を選びました。(根性なしだった私は雰囲気が合わないを理由にすぐ辞めてしまいましたが。。。)

 

今も尚、私の人生のバイブルです。

 

一昨日・昨日と久々に読んだら、案の定家でも公共の場でも関係なく号泣してしまい、改めて、何がそんなに心の琴線に触れるのかを考えてみました。

 

 

 

あらすじ

 

主人公は、テニス王国と呼ばれるテニス強豪校、西高校に通う、岡 ひろみ。

 

同じく西高に通い、"お蝶夫人"の異名をもつ、スーパーめちゃうまテニスプレイヤー、竜崎 麗香(りゅうざき れいか)に憧れてテニス部に入部。

 

あまりにも下手くそで、ひろみ自身も自分に才能や素質など全くないと思っていたが、テニス部に新任コーチとして現れた宗方 仁(むなかた じん)は、それをまだ未完成で型にはまっていないだけだと判断。

 

大勢いるテニス部員の中で、なぜかひときわ目を引く彼女に目をつけ、まだ彼女が下手くそな段階で、たった5人しか選ばれない、大事な大会のレギュラーに大抜擢!

 

まだ1年生のひろみは、それを僻んだ先輩や同期からの嫌味や嫌がらせに耐えながら、テニスを愛する気持ち、周囲の支えにより、宗方コーチの吐いて倒れるまでしごかれる鬼レッスンをこなし続け、目をみはるスピードで上達していく。

 

おもしろポイント

①素直で明るくてひたむきで愛される岡ひろみに誰だってなりたい

 

この漫画の魅力として外せないのは、やはり主人公である岡ひろみのキャラクターでしょう。

 

自分はテニスが好きなんだ、強くなりたいんだというぶれない信念をもち、そのためならどれだけしごかれようとも決してリタイアすることはありません。

 

また、大変素直で明るい性格のため、周囲の人からはとても可愛がられています。

 

お蝶夫人も、すさまじいスピードで上達する彼女に脅威を感じ、テニスを辞めさせようとしたこともありました。

ただ、結局はひろみが可愛くて仕方なく、最終的には最大の協力者として、ひろみの成長を全身全霊でサポートするようになるのです。

 

ぱっと見平凡だけど、実は完璧なんですよね。

 

だからこそ私のように、自分を平凡だと思っている人は、彼女を理想とし、彼女を目指すのかもしれません。

 

私は、どうしても自分が熱しやすく冷めやすい、しかもあまり1つのことに夢中になれるタイプじゃないので、岡ひろみのようなキャラクターに強烈に憧れます。

 

ただ好きで好きで、そのためならなんだってやると思った経験が、正直あまりないのです。

 

彼女の誠実な努力と、それが報われるシーンを見ているだけで、日頃なんとなく感じている虚無感ようなものを埋められるような気がしてくるので、やみつきになるのかもしれません。

 

 

②こんな純愛してみたい・・・!

 

この漫画はスポーツ漫画ですが、超純粋恋愛漫画でもあるのです!

 

岡ひろみの相手は、西高の先輩であり、学生テニスチャンピオンの藤堂 貴之(とうどう たかゆき)。

 

もうこの藤堂さんがね、完璧すぎるんですよ・・・!

 

生徒会長をつとめるぐらいリーダーシップもあり、親友と殴り合いの喧嘩をするようなちょっとやんちゃなところもあり、ひろみを徹底的に支えぬこうとする男気もあり・・

3次元に来てください藤堂さん!!って叫びたくなります。笑

 

セリフもいちいちかっこいいんですよね。

 

宗方コーチから、ひろみとの恋愛について、

 

「男なら、女の成長を妨げるような愛し方はするな!」

 

と諭されたときの彼のセリフ。

 

おれは好きになったらはっきり好きだというのが男らしいと思ってた

彼女にもそういおうと思っていた

だが・・・見境もなく情熱をぶつけるのはただのわがままなんだな

 

宗方コーチもかっこいいけど藤堂さんの潔さも本当にかっこいいです・・・。

 

この言葉どおり、藤堂さんは最後までひろみに告白らしい告白はしないんです!

ただただひろみに寄り添い、心を救うことに徹するその姿、あなた本当に高校生ですか!!と思わずつっこみ。

 

キスシーンすらなく、最大の盛り上がりは2回程でてきたハグシーン。

テニスの上達のため、ひたすら互いへの思いをおさえてきた2人の愛が漏れ出ているシーンなので、かなりキュンキュンします!

 

ひろみ×藤堂さんだけではなく、周囲の人の恋愛模様も素敵です。

 

藤堂さんの親友である、テニス部キャプテンの尾崎 勇(おざき ゆう)とお蝶夫人の恋愛も、叶ったかどうかも分からないほどの控え目な描写ながら、尾崎のお蝶夫人一筋のまっすぐさに惹かれます。

 

また、同じく藤堂さんの親友である千葉 鷹志(ちば たかし)は、藤堂さんと同じくひろみのことが好きだけど、見返りは求めず藤堂さんとひろみの仲を心から応援している最強の人格者です。

 

最近の少女漫画にはなかなかない、スキンシップではなく、相手を思いやる行動や言葉だけで愛を育む彼らに、憧れを感じずにはいられません。

 

 

③宗方コーチの27年にわたる生き様に感服

 

ひろみの才能を早期で見抜き、世界に通用するプレイヤーにまで育て上げた宗方コーチはなんとまだ27歳。私より年下であることに衝撃です。

 

最初はひろみからも鬼コーチと呼ばれるほど冷たい印象を与える彼ですが、ストーリーが進むにつれ、彼のやさしさや愛の深さが見え隠れするのがたまりません!

 

そんな彼は、世界に通用するプレイヤーであったにも関わらず、ひろみと出会う数年前の練習試合でのけがにより、自身はテニスはできない体です。

 

しかも、そのときに致命的な病気が発覚し、医者からはもって3年だろうと言われ、寿命が長くないことを知ります。

 

自分の体が使えないのであれば、打ち込める選手を探し、育てろという祖父の助言もあり、そこからは宝石の原石を探す旅に。

 

その結果見つけたのが岡ひろみなんです。

 

お蝶夫人から、「あれ以上の魂のむすびつきがあるだろうか」と言われるほど、宗方コーチとひろみの師弟愛は深いものとなり、心血注いでひろみを育てあげますが、ひろみが招待試合のためアメリカに出発したときに、ついに寿命がつきて亡くなってしまいます。ひろみが死に際に立ち会えていないのがまた切ない・・・。

 

亡くなる前に、藤堂にだけは自分の寿命が長くないことを病室で伝えるのですが、そのときのセリフから、衝撃の事実が分かります。

 

求めず父を愛した母の一生もわかった

 

愛している

愛している

愛している

 

これほど愛せる相手に巡り合えるとは思っていなかった

生きてきてよかった

 

宗方コーチの家庭は複雑で、父親が他の女性との間に子どもを作り、母親と宗方コーチは実質捨てられています。

そして母親は、宗方コーチが子どもの頃に、夫を思いながら若くして亡くなりました。

 

そんな母親の気持ちが分かったと、つまり宗方コーチも、いつの間にかひろみを、愛弟子としてだけではなく、女性として愛していたことが分かるのです。

 

ただ、下心は全く存在しない、母が子を思うような、見返りを求めない究極の愛でした。

だからこそ、ひろみは宗方コーチに絶大な信頼を寄せ、ついていけたのだと思います。

 

「この27年間が人の80年に劣るとは思わない」

 

宗方コーチはそう藤堂にはっきりと伝えます。

 

人間、死ぬときはこうでありたいですね。

 

精一杯、全力で生きてきたんだと、胸をはって人に言えたら、それはもう誰がなんと言おうと最高の人生だと思います。

 

宗方コーチが歩んだのはそういう人生でした。

ただ、その人生が幕をおろすのがあまりに早かったので、当然周囲の衝撃は相当なもの。

 

当然ひろみも慟哭し、悲しみのどん底に突き落とされますが、宗方コーチは、それすらもひろみの成長の糧にしようと、生前から色々と手を尽くしていたので、ひろみは潰れることなく、這い上がることができたのです。

 

宗方コーチが亡くなるシーン、さらに、ひろみが宗方コーチの死後、国際大会で優勝し、天の上の宗方コーチに見せようと、優勝カップを高々と掲げるシーンは、号泣するほかありません。

 

こんな重要人物を亡くすなんて、作者の山本さん、おそるべし・・・!

 

ただ、この後のひろみの成長ぶりを見ると、やはり欠かせない設定だったのかなとは思います。

 

自分の死をまっすぐ見つめ、終わりに向けて諦めることなく、自身の技術や思いを生きている人たちに繋いでいこうとするその姿に、私たち読者は、漫画のキャラであるということを忘れ、ただただ尊敬の念を抱き、自分の生き方を見つめなおすことができるのです。

 

 

【まとめ】人生の終わりに向けて

 

読むと心が洗われ、自分は今どう生きているか、どう生きていきたいのか、というのを深く考えさせられるのが、この「エースをねらえ!」という漫画です。

 

岡ひろみのようになり、藤堂さんみたいなパートナーを見つけ、周囲の人に愛されながら生きていくのは、夢物語なのかもしれません。

 

ただ、宗方コーチのように人生の終わりを意識して、今を精一杯生きる努力は誰しもができることだと思います。

 

これは、私がこれまでの記事でちょこちょこ言及している『7つの習慣』の中に出てくる第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」とも合致します。

 

というわけで、今日も当たり前にやってくる1日だとは思わず、終わりに向けた貴重な1日だと思い、大事に過ごしたいと思います。

 

 

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